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2010年03月07日

文系層の数学のゆくえは

もう私は受験戦争というものから遠ざかって1年たったのだが、今でも某予備校スタッフとして依然として受験業界に身を潜めている。

常日頃、どうやって指導していこうか試行錯誤している毎日である。
いろんな書物をあさりそこに教育のヒントはないかと、アンテナを張っている。(そのためだけに本を読んでいるわけではないが。)
前回のブログで紹介したが、ドラッカーの「マネジメント」はなかなか参考になりそうだ。


そんなことはさておき、

日頃から受験業界に身を置いて合格させるためにいろいろと考えているのだが、ふと疑問点もたくさん湧いてくる。

例えば…
今の大学受験制度についてだ。

その中でも受験科目に関しては特に疑問を抱いている。


大学受験を経験したことのある人、それからこれからしようとしている人ならわかると思うが、基本的に私大文系なら数学が、私大理系なら国語がいらないのである。
私はそこに疑問を感じる。


ちょっとここでは私大文系の数学について取り上げる。
今の私大文系の生徒の多数は数学を受験科目として使わないで入ってくる。どうやらその学生さんたちの数学力が凄まじくひどいらしい。(さまざまな資料から)

今では受験に合格するための手段として、早い段階で受験に使わないものはいっさいやらない。という風潮がある。
有名進学校でさえもそうである。
学校で履修していてある程度わかっているものという常識が本来はあったはずである。しかし残念ながらいまその常識が覆されている。

最難関とよばれるA大学とB大学。
昔までA大学経済学部は数学が必修科目となっていた。それに対しB大学経済学部は選択科目となっていた。当然、受験科目が違うのであるから簡単に比較してはいけないはずであるのだが、マスコミがやたらと「偏差値」だけで判断したため、どうしてもB大学の方だ優秀だ!みたいなことが世の中に広まってしまった。やむを得ずA大学は偏差値をあげるために数学を選択科目にしてしまった。という話もあるほどだ。


そんなこともあって、私大文系層の数学力が低下している。経済学部でさえもこのような状況だから困ったものである。


では、果たしてそのような状況でいいのだろうか?
「数学なんて会社はいったら使わないじゃないか!」と反論したくなるのもわかる。

しかし、そんな意味のないもの文部科学省が小学校からのカリキュラムに組むはずがない。
数学を学ぶ意味は「論理力をつける」ということが第一にあがると思う。

ここで誤解があるといけないので説明を付け加える。
数学が苦手だからといって必ずしも「論理力」がないといわけではない。つまり「数学」と「論理力」は相関関係であって因果関係ではないですよ。


昔から教養というと
「読み書きそろばん」
それから、中学受験も算数が、高校受験も数学が必修です。

それなのに大学受験でなくなってしまうというのはどうだろうか?


いかんよ!笑

確かにね、数学っていう科目はセンス的なことが多科目に比べて問われてしまう。
だったらせめて、一般試験に追加してセンター試験も考慮するなどといった工夫はどうだろうか?

センター試験レベルであるならば、数学が得意な人とそうでない人の差がつきにくい(平均が6割程度)。しかし、やっていなければ点はとれない良問になっている。

最低限の数学力は問われるべきであると思う。


おなじようなことを理系に対する国語でも考えて欲しい。
どんなにすごい研究をしたところでそれを表現する力がなければやはりダメになってしまう。


文理問わず、最低限必要な力をためす受験を考えてみる必要があるのでは?
posted by もーすけ at 00:06| Comment(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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